ページ内を移動するためのリンクです

プレスリリース プレスリリース
抗HIV薬「スタリビルド®配合錠」新発売のお知らせ
2013年4月25日
日本たばこ産業株式会社
鳥居薬品株式会社
 日本たばこ産業株式会社(本社:東京、社長:小泉光臣、以下「JT」)及び鳥居薬品株式会社(本社:東京、社長:松尾紀彦、以下「鳥居薬品」)は、2013年3月25日にJTが製造販売承認を取得した抗HIV薬「スタリビルド®配合錠」について、2013年5月14日より鳥居薬品が販売を開始しますので、お知らせいたします。

 「スタリビルド®配合錠」は、エルビテグラビル150mg、コビシスタット150mg、エムトリシタビン200mg、テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩300mgの配合錠です。

 現在のHIV感染症治療は、複数の抗HIV薬を組み合わせて併用する多剤併用療法が標準となっています。多剤併用療法による治療を成功させるためには、長期にわたって高い服薬率を維持する必要があり、また、服薬遵守が不十分な場合には薬剤耐性ウイルスの出現を促すおそれがあることから、服薬が簡便な新規薬剤が望まれています。

 「スタリビルド®配合錠」は、HIV感染症の多剤併用療法に用いる薬剤としては、日本で初めての、他剤と併用することなく1日1回1錠の服薬で治療を行う抗HIV薬であり、患者様の服薬利便性を改善することで長期的な服薬遵守の向上が期待できます。

 JTグループでは、抗HIV薬として「ツルバダ®配合錠」「エムトリバ®カプセル200mg」「ビリアード®錠300mg」「ビラセプト®錠250mg」を鳥居薬品が販売しています。新たに「スタリビルド®配合錠」を販売することにより、HIV感染症領域における医療に一層貢献してまいります。

 なお、本配合錠の発売による当期の業績に与える影響については、4月25日にJTが公表している2014年3月期連結業績予想及び鳥居薬品が公表している2014年3月期業績予想に織り込んでいます。

<スタリビルド®配合錠について>
製品名 スタリビルド®配合錠(Stribild® Combination Tab.)
一般名

エルビテグラビル/コビシスタット/エムトリシタビン/ テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩

効能・効果 HIV-1感染症
用法・用量 通常、成人には1回1錠(エルビテグラビルとして150mg、コビシス タットとして150mg、エムトリシタビンとして200mg及びテノホビル ジソプロキシルフマル酸塩として300mgを含有)を1日1回食事中又は食直後に経口投与する。
包装 30錠/瓶
薬価 1錠 6,749.30円
製造販売承認日 2013年3月25日
薬価収載日 2013年4月16日
発売日 2013年5月14日
製造販売元 日本たばこ産業株式会社
販売元 鳥居薬品株式会社
     
 スタリビルド®配合錠は、エルビテグラビル、コビシスタット、エムトリシタビン、テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩の4つの有効成分を含む配合錠です。海外ではギリアド・サイエンシズ社(以下「ギリアド社」)によって開発・商業化が進められており、米国等では既にHIV-1感染症の患者様の治療に使用されています。

 エルビテグラビルはJTが創製したインテグラーゼ阻害剤です。インテグラーゼ阻害剤は、HIVが宿主細胞の染色体DNAに組み込まれる過程(インテグレーション)で働く酵素の働きを阻害することにより、HIVの増殖を阻害します。JTは、2005年3月にギリアド社に、エルビテグラビルの日本を除く全世界における独占的開発権・商業化権を導出しています。

 コビシスタットはギリアド社が創製した薬物動態学的増強因子(ブースター)であり、体内に存在する薬物代謝酵素であるチトクロームP450 3A(CYP3A)の働きを阻害することにより、エルビテグラビルの有効血中濃度を維持する働きを持っています。

 核酸系逆転写酵素阻害剤であるエムトリシタビン及びテノホビル ジソプロキシルフマル酸塩は、国内において、各々「エムトリバ®カプセル200mg」、「ビリアード®錠300mg」として、また、これらの合剤を「ツルバダ®配合錠」として、鳥居薬品が販売しています。

(注1) エルビテグラビルとコビシスタット各単剤は現在開発中であり、日本を含む全世界で未承認です。
(注2) 「スタリビルド」、「エムトリバ」、「ビリアード」、「ツルバダ」は、ギリアド・サイエンシズ社の登録商標です。


以 上


【お問い合わせ先】
日本たばこ産業株式会社
IR広報部 TEL.03-3582-3111(代表)

鳥居薬品株式会社
経営企画部 広報担当 TEL.03-3231-6814
PAGE TOP

ページの終わりです