「スギ花粉症に対する舌下免疫療法相談施設」検索ページ開設のお知らせ
2015年4月3日
鳥居薬品株式会社
鳥居薬品株式会社(本社:東京、社長:髙木正一郎、以下「当社」)は、アレルゲン免疫療法の情報提供サイト「トリーさんのアレルゲン免疫療法ナビ(http://www.torii-alg.jp)」の新しいコンテンツとして、スギ花粉症の舌下免疫療法(舌下投与によるアレルゲン免疫療法)について相談できる医療機関をインターネット上で検索できるページを、2015年4月6日(月)11:00に開設いたします。
これまで、患者さんが舌下免疫療法による治療を希望される際には、治療を受けられる医療機関が限定されているため、舌下免疫療法の実施有無について患者さんから医療機関へ直接お問い合わせいただく以外に方法がなく、ご不便をおかけしておりましたが、本検索ページをご利用いただくことで、舌下免疫療法についてご相談いただける医療機関を簡便にお調べいただけるようになります。
なお、スギ花粉症の舌下免疫療法はスギ花粉の飛散時期に新たに開始することはできません。また、治療前にスギ花粉症の確定診断が必要です。
「スギ花粉症に対する舌下免疫療法相談施設」検索ページのイメージ
アレルゲン免疫療法について
アレルゲン免疫療法とは、アレルギー疾患の原因となるアレルゲンを、低濃度、少量から投与し、徐々に増量、高濃度へ移行させ、アレルゲンに対する過敏性を減少させる治療法で、下記のような特徴があります。
- アレルギー症状を軽減したり、長期にわたり症状をおさえる可能性のある治療法です。
- 治療前に、症状がアレルゲンによるものかの確定診断が必要です。
- 治療は長期間(3~5年)かかります。
- すべての患者さんに効果が期待できるわけではありません。
特に舌下免疫療法は、患者さんが自宅で毎日服薬を続ける治療であるため、起こりうる副作用やその際の対応も含め、患者さんご自身の治療法に関する十分なご理解が重要になります。
スギ花粉症について
スギ花粉症は、スギ花粉によって生じるアレルギー疾患の総称で、主にアレルギー性鼻炎とアレルギー性結膜炎を生じます。スギ花粉が患者の鼻に入ると、直後にくしゃみ、鼻汁が生じ、少し遅れてから鼻づまりが生じます。また、患者の目にスギ花粉が入ると早くから目がかゆくなり、涙が流れ、目が充血してきます。症状が強いときは、鼻で吸収されなかったスギの抗原成分が鼻から喉へ流れ、喉のかゆみ、咳を生じます。また鼻づまりによる頭痛、鼻や喉の炎症反応による微熱、だるさなどの症状が生じます。
ひとつの全国調査によると、国民のおよそ20%が花粉症に罹患していると考えられており、そのうち約70%はスギ花粉症であると推察されています。
(参考:「的確な花粉症の治療のために」平成22年度厚生労働科学研究補助金 免疫アレルギー疾患予防・治療研究事業より)
以 上
お問い合わせ先
鳥居薬品株式会社
<報道関係者、株主・投資家の方>
経営企画部 広報担当 TEL.03-3231-6814
<患者様、医療関係者の方>
お客様相談室 TEL.0120-410-520
(月曜から金曜 8:50~17:30 祝日を除く)