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プレスリリース プレスリリース
スギ花粉症に対する舌下減感作(免疫)療法薬の国内第Ⅲ相臨床試験にかかる決定について
2010年7月8日
鳥居薬品株式会社
 鳥居薬品株式会社(本社:東京都中央区)は、このたび、スギ花粉アレルゲンエキスを用いた舌下投与による減感作(免疫)療法薬の国内第Ⅲ相臨床試験の実施を決定しましたのでお知らせします。

スギ花粉アレルゲンエキスを用いた舌下投与による減感作(免疫)療法薬の
国内第Ⅲ相臨床試験計画概要

対象患者 スギ花粉症患者
デザイン プラセボ対照二重盲検比較試験
試験実施期間(予定) 約2年間
試験開始時期(予定) 2010年 秋

  現在のところ、スギ花粉アレルゲンエキスを用いた舌下投与による減感作(免疫)療法は健康保険の適用外ですが、この投与方法を用いた臨床研究は、スギ花粉症患者を対象として既に国内の大学病院等の複数の医療機関で実施されており、その一部の結果は公表され、有効性と安全性が示唆されています。これらの結果を参考に、スギ花粉アレルゲンエキスを用いた舌下投与による減感作(免疫)療法薬の有効性と安全性を、プラセボと比較して検証します。

  当社では、長年にわたる経験を生かし、スギ花粉症に対する減感作(免疫)療法薬の研究開発に取り組んでおります。スギ花粉症に対する舌下減感作(免疫)療法薬は、スギ花粉症に苦しむ多くの患者さんのQOL(Quality Of Life)の向上に貢献する薬剤として期待しております。

以 上


<スギ花粉アレルゲンエキスを用いた舌下投与による減感作(免疫)療法薬について>

  スギ花粉アレルゲンエキスを用いた減感作(免疫)療法は、根治あるいは長期寛解が期待される治療法として、昭和40年代から、皮下注射による方法で耳鼻科の専門医を中心に実施されてきました。その有効性は一定の評価を得ておりますが、まれに起こり得る強いアレルギー反応への懸念と皮下注射後の持続的な痛み、そして頻回の通院という不便のために、最近では治療を受ける患者さんは減少傾向にあります。

  一方で、強いアレルギー反応の懸念が少なくなり、皮下注射の痛みから解放され、通院回数の削減が可能になる舌下投与による減感作(免疫)療法が、皮下注射での治療に代わる新しい減感作(免疫)療法として欧州を中心に諸外国で急速に普及してきています。

  これらの動向等を踏まえ、当社は、スギ花粉アレルゲンエキスを用いた舌下投与による減感作(免疫)療法薬の開発を行うこととしました。


【お問い合わせ先】
鳥居薬品株式会社
経営企画部 広報担当 TEL.03-3231-6814
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