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室内塵ダニアレルギー疾患を対象とした減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬TO-203の国内第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験(喘息)の速報結果について

2014年6月16日
鳥居薬品株式会社

鳥居薬品株式会社(本社:東京、社長:髙木正一郎)は、本日、室内塵ダニアレルギー疾患を対象とした減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬TO-203の、アレルギー性喘息に対する国内第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験の速報結果を得ましたので、お知らせいたします。

本試験は、室内塵ダニアレルギー性喘息患者を対象に、TO-203の有効性および安全性を検討することを目的とした、無作為化、多施設共同、プラセボ対照、二重盲検、群間比較試験です。
今回得られた速報結果では、予め定められた有効性の主要評価項目において、TO-203投与群のプラセボ群に対する統計学的な優越性が確認できませんでした。また、安全性及び忍容性に関しては、特に問題は認められませんでした。今後、本試験結果を分析の上、対応を検討してまいります。

なお、TO-203については、室内塵ダニアレルギー性鼻炎を対象とした国内第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験においては良好な結果を得ており、製造販売承認申請に向けての準備を進めてまいります。

減感作療法(アレルゲン免疫療法)について

減感作療法(アレルゲン免疫療法)とは、アレルギー疾患の原因となるアレルゲンを、低濃度、少量から投与し、徐々に増量、高濃度へ移行させ、アレルゲンに対する過敏性を減少させる治療法です。

室内塵ダニアレルギー性鼻炎/喘息について

室内塵ダニアレルギー性鼻炎は、室内塵ダニに対するアレルギーが原因となって、くしゃみ、鼻漏、鼻閉、そう痒感などの鼻症状が発現する疾患です。
一方、室内塵ダニアレルギー性喘息とは、同様に室内塵ダニに対するアレルギーが原因となって気道に慢性的な炎症が起こる疾患で、発症すると健康な人に比べて気道が狭くなり、空気が通りにくくなります。そのため、咳や痰、息苦しさや喘鳴など、様々な呼吸器症状が発現し、悪化すると発作様に呼吸器症状が発現することがあります。

以 上

お問い合わせ先

鳥居薬品株式会社
経営企画部 広報担当 TEL.03-3231-6814

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